補聴器 HI-C7DA/DB/DC/DD/DE 共通取扱説明書

22 周囲の方へのお願い

難聴の方が補聴器をつけると、聞こえはある程度改善されますが、元に戻るわけではありません。初めて補聴器を使用する方は、補聴器に慣れるまで時間がかかります。決して容易なことではありません。そのため、周囲の方の配慮がとても大切です。
補聴器を装用されている方に話しかけるときは、次のような点にご注意ください。

  • 普通の声の大きさで、ゆっくり、はっきり、区切って話す。
    • どならずに、普通の大きさの声で話す。
    • 聞き取れない言葉は繰り返さず、別の言葉に言い換える。身振り手振りを交えて、ゆっくり話す。
    • 区切り方の例:今日ね/昔の/知り合いに/会いましたよ。
  • 相手の顔を正面に見ながら話す。
    • 難聴の方に自分の顔を向ける。
    • 難聴の方が見える位置から呼びかける。
  • 周囲の雑音を小さくする。
    • テレビやラジオは消すか、音を小さくする。
    • 外にいるときは、できるだけ静かな場所で話す。
    • よく聞こえていないと思われる場合は、近づいて話す。
  • 同梱の納入票をご確認ください。
    • オーダーメイド補聴器には、さまざまな仕様があります。左右の確認なども納入票に記載されています。周囲の方もご確認ください。